-社長のあいさつ-


SDGs7番

当社は電気工事や住宅設備工事に欠かせない電気設備資材・住宅設備機器全般を総合的に取り扱う商社です。 1938年の創業以来、社員がお客様を愛し、会社が社員を愛し、お客様が当社を愛してくれるような会社経営を目指し、お客様とともに成長してまいりました。昨今、「CSR」という言葉をよく耳にします。企業は「企業としての社会的責任」を果たすことを強く求められているわけですが、この社会的責任には、「企業の持続性」も含まれます。 顧客提供価値を高め、信頼を勝ち取り、将来的にもサービスを提供していけるよう会社を成長させる。これが、さらなるサービスの充実から信頼へ、とつながっていく。 それが、当社の「社会的責任」と考えています。

では、その「社会的責任」を果たすためには何が必要か。 それは社員全員の成長と共に取り組んでいく「和」です。お客様のご要望に的確に応える、商品の品揃えを徹底する、情報を収集することで知識を深める、等。みなさんの成長が会社の成長につながっていくのです。当社は「成長」をするみなさんを応援します。 そのために昨年、人事制度を一新。報酬体系を変えて、社員のみなさんの成長や努力を具体的に見えるカタチで後押しできる体系に変わりました。持続する企業を目指し、次世代につなぐ事業を展開する。 そんな会社を、このメッセージを読んでくれている貴方と一緒に作り上げていきたいと思っています。

兼新電機株式会社 代表取締役社長 伊東 勇夫

-兼新電機株式会社の成り立ち-



創業者(故)伊東 秀男

なぜ「兼新(かねしん)」なのか?
創業者の出生と少年時代。

創業者は故伊東秀男。
大正3年の12月24日、愛知県の弥富町(現・弥富市)にて生を受けました。初めての子、ということもあり両親の愛情をいっぱいに受けて成長していくのですが、僅か4歳で父親が病死してしまい、母ひとり、子ひとりで育った秀男少年は尋常小学校卒業後、周囲から進学を進められるも家計を助けるとともに早く自立できるよう奉公に出ることを決心しました。

独立し「カネシン」誕生へ。

様々な仕事を経て、秀男少年は愛知県の津島にある「兼光商店」へ就職します。このお店は今でいう「家電屋さん」に近いお店だったそうです。
彼はここで、ラジオの販売や修理などを主に手がけながら、会社の仕組みや商売、物流などを学びました。

仕事を覚えた秀男は起業を志します。
しかし、就職とはいっても当時はまだまだ従弟制度のような弟子入り。まして住み込みの奉公ですから、賃金など貯まるはずがありません。起業したくても資本が全くない、そんな状況でした。
そんな折、母・しんが今までに自分が貯めてきたお金を快く出資してくれたのです。これにより店を構える準備ができた秀男は社名に修行先であった「兼光商店」の一字を頂き、そして母「しん」への想いと「新しい門出」との意味を合わせて「兼新(かねしん)」と名づけました。

拠点は桑名市の相川町。
昭和13年の2月、三重県桑名市に「カネシン電気商会」を設立しました。このとき彼は23歳。夢と希望に満ち溢れ、自分の人生を歩み出しました。
修行先から離れた地域で開業したのは修行先とライバル関係になってしまうことが、秀男の信条に反したためです。
創業から数年でその地域では技術・売上とともにトップクラスの企業へと成長。
ラジオや電蓄の販売・修理、特に優れた音を出す電蓄を組み立てられることで有名となり、当時の桑名地域の財政界をはじめ、各界の方々から高く評価されたそうです。
カネシン電気商会の将来は順風満帆。将来は明るいように思われました。
しかし、その明るい将来に暗雲が立ち込めます。

復興の礎となるべくゼロからのスタート。
そして現在・・・

昭和16年、日本は太平洋戦争に突入し、戦局が悪くなるにつれて本土への空襲が始まります。
桑名市もその例外ではなく「カネシン電気商会」も昭和20年の”桑名大空襲”の被害に遭ってしまいます。
終戦後、拠点を移すべく名古屋へと向かった秀男は愕然とします。名古屋も同じように焼け野原となっていたのです。焼け野原となった名古屋を見て衝撃を受けた秀男は、復興を信じて新たにスタートを切ることを決意します。

「復興に向けて立ち直るためには必ず電設資材が必要となる」と感じた秀男は今まで取り組んでいた「ラジオの修理・販売」を一時止めて、新たに電設資材業を立ち上げます。「出来る限り多くの電設資材を扱い、どんな要望にも応えたい。それが自分に出来る復興への貢献である」と信じての再スタート。それが今の「兼新電機株式会社」です。

以後「兼新電機」として、企業規模を拡大、取り扱い品目を増やし、「兼新にいけばないものはない」と言われるほどまでに成長。
秀男は70歳まで社長を続け、精力的に新しいものを導入し、会社を成長させ続けました。
この地域でも早くからコンピューターを導入しサービス向上と事務合理化をはかり、商品センターの拡張、ケーブル切断機の導入などを実施。
”どんな需要にも応えたい”その創業者の想いは今も息子である現社長の勇夫を筆頭に引き継がれています。

会社概要

商号 兼新電機株式会社
代表者 代表取締役社長  伊東 勇夫
所在地 〒454-0871 名古屋市中川区柳森町907番地
電話番号 (052)361-4171(代表)
創立年月日 昭和13年2月
資本金 3,000万円/無借金経営
売上高 28億(令和2年3月期実績)
社員数 87名(令和2年7月現在)
事業内容 電気設備資材・住宅設備機器などの総合商社
主な取扱商品 電気工事材料、エアコン・換気扇、照明器具、住宅設備機器、住宅内・外装建材、家庭電化品、OA機器、機械工具
建設業者認可 【建設業の許可】
一般建設業(電気工事業・通信工事業)
愛知県知事許可(般-29) 第102057
【登録電気工事業者届出】
電気工事の種類 一般用電気工作物及び自家用電気工作物
届出先 愛知県知事届出 第020030号

事業内容



兼新電機株式会社は電気設備資材・住宅設備機器などの総合商社です。
わかりやすく言えば、皆さんが日々の暮らしの中で利用しているモノを幅広く取り扱っています。
たとえば、家の中にある照明・エアコン・換気扇・ドアホンや、電気工事に使われるドリル・工具、電気配線など、電気に関わるものすべてと言っても過言ではありません。
「あらゆるニーズに即座に対応」するため、様々なメーカーから仕入れた「万全の商品力」、総合卸ならではの豊富な知識、きめ細かな営業努力でお客様の立場に立った新しい提案をさせていただきたいと願っております。