AOGとSOG。

AOGとは、Air Overcurrent Ground Typeの略で架空線用高圧気中遮断器と言います。
地絡保護付気中遮断器を表します。

SOGとは、Storage Over Current Groundの略で架空線用高圧気中開閉器と言います。
過電流ロック形気中負荷開閉器を表し、需要家内で発生した電気設備の事故を自動で電路を切ることで他の需要家への影響を最小限に止める目的があります。

事故発生時のAOGとSOGの動作は下記の通りとなります。

• 地絡事故（電気が大地に接触した状態）の動作

SOG・AOG
地絡事故発生
↓
即開放。

• 短絡事故（複数相の線間が負荷を通さず接触した状態）の動作

AOG
短絡事故発生。
↓
ヒューズで即遮断
SOG
短絡事故発生。
↓
事故電流がSOGを通過しそのまま状態でロック。
↓
電力会社の変電所のCB（遮断器）が遮断し同じ供給の電線路需要家は全て停電。
↓
制御装置が停電を確認後本体に開放指令。
↓
SOG本体開放。（事故原因の需要家切離し）
↓
電力会社再送。（事故原因の需要家以外復電）